国際支援団体は不用品の寄付を募っている
使わなくなり、部屋の隅っこや倉庫に置きっぱなしになっている不用品。
物が溢れている日本では、すぐに処分することを考えがちです。
しかし自分にとっては使わなくなったものでも、世界中にはまだ必要としている人がたくさんあります。
日本には、そういった不用品を求めている人へ届ける活用を行っている国際支援団体がたくさんあるのです。
国際支援団体では、アジアをはじめとする発展途上国を支援するため、不用品の寄付を募っています。
寄付によって集められた不要品は、現地の方に必要なものや、喜んで受け取ってもらえるものだけを厳選。海外の新たな持ち主のもとで、大切に使用されています。
不要品をゴミとして処分してしまえばそれまでですが、寄付をすれば海外でのリユースに繋がり、社会貢献ができるメリットもあるのです。
寄付できるものの種類
不用品であれば、何でも寄付できるわけではありません。
どんな品目でも、「リユースできる状態であること」が前提となります。
需要が高く、寄付を受け付けていることが多い品目は以下の4つです。
生活家電
日本製の電化製品は高性能で耐久性も抜群。
頻繁に使ってもなかなか壊れないことから、海外での需要が高いです。
しかし、日本製の電化製品は中古でも高値で取引されているため、必要としていても手が出せない人が大勢います。
そういった恵まれない人たちの豊かな生活を支援するために、電化製品の寄付が重要です。
寄付を受け付けている家電品目は、国際支援団体によって異なりますが…
テレビ、スマートフォン、タブレット端末、カメラ、ミシン、掃除機などの生活家電を中心に寄付を募っていることが多いです。
ぬいぐるみ
プレゼントでもらったり、ゲームの景品でゲットしたりしたけれど、今は使わなくなってしまったぬいぐるみはありませんか?
ぬいぐるみをはじめ、人や動物の形をしている人形は、処分するのにも躊躇してしまいますよね。
また、長年大切に使ってきた思い入れのあるぬいぐるみは、ごみとして処分するのも心残りがあるものです。
そういったにぬいぐるみも、海外の恵まれない子どもたちに喜んで受け取ってもらえます。
発展途上国では、生活することさえ大変な地域も少なくありません。
そのため、ぬいぐるみはもちろん、子どもたちが遊ぶおもちゃを購入できない家庭がほとんどです。
使わなくなったぬいぐるみも、寄付をすることで、海外の子どもたちを笑顔にすることができるのです。
あまりに状態が悪いぬいぐるみでなければ、どんなキャラクターのぬいぐるみでも寄付できるところがほとんどです。
また、ぬいぐるみに限らず、リカちゃん人形やおもちゃ類も寄付を募っている団体もあります。
ベビー用品
成長とともに、どんどん使わなくなるベビー用品。
赤ちゃんの期間はとても短いので、たったの数ヶ月で不要になるものもありますよね。
日本でも、中古のベビー用品は需要が高いため、フリマアプリやリサイクルショップで売却することもあるでしょう。
しかし、それでも残ってしまったベビー用品は、物置や押し入れにしまったままになっていませんか?
ベビー用品は、海外でもとくにものが不足している品目のひとつです。
なかでもベビー服は、洗い換え分も含め、十分な枚数が買えない人がたくさんいます。
ベビー用品を寄付することで、海外で子育てをするお母さんたちの支援に繋がるのです。
基本的に、服や哺乳瓶、抱っこ紐など、ベビー用品であれば寄付することが可能です。
ただし、まだ使えるものでも、あまりにも使用感のあるものや汚れが目立つものは、物資として届けることができません。
新品もベビー服やおむつはとくに貴重で、海外での需要も高いです。
いただきもので好みの合わなかった服や、サイズアウトして使わなかったおむつの寄付があれば、ぜひ寄付を検討しましょう。
古着
家で出る不用品のなかで、もっとも多いのが服ではないでしょうか。
日本にも、フリマアプリの普及もあり、古着の需要は高いです。
フリマアプリに出品できるものはこちらで紹介しています。
しかし、リユースが増えたとはいえ、不要になった服が大量に出ると、処分するのも一苦労。
どう処分すべきか迷ってしまう人も多いかと思います。
実は、古着は海外でも喜ばれる寄付のひとつです。
ただし、国際支援団体によって、寄付でいる古着は異なります。
記名があったり、多少使用感があったりしても引き取ってもらえる団体もあれば、新品未使用品のみとしているところもあります。
また、衣類だけでなく、バッグやストール、財布などの小物類も寄付が可能な場合も。
寄付したいものと、寄付できるものがマッチングする団体を探すことをおすすめします。
まとめ
不用品をごみとして捨ててしまうよりも、寄付をすることで社会貢献ができます。
自分にとっては使わなくなったしまったものが、新たな持ち主のもとで活躍し、ときには命を救うことにも繋がるのです。
国際支援団体はいくつかありますが、寄付を受け付けている不用品の種類は異なりますので、確認しながら寄付をする団体を決めましょう。