不用品回収業者に渡した不用品の回収後
不用品回収業者に引き取ってもらったものは、その後どう扱われているのか気になりますよね。
回収後された不用品は、リユースやリサイクルするのが基本です。
ただし、リユースなのかリサイクル扱いなのかは、品目はもちろん状態によっても異なります。
リユースされる場合
不要品であっても、比較的状態が良いものはリユースされることがほとんどです。
小さなキズや使用感があっても、物自体に何も問題がなければ、リユース扱いとなります。
修理をして直せるものも、リユース品に該当します。
リユースされるものはさまざまですが、電化製品や家具はとくにリユース率が高いです。
新たな場所でもう一度活躍できるよう、洗浄してキレイにし、動作確認をしてから、中古品として販売しています。
家具も同様に、汚れを落としてから中古として売られることがほとんど。
回収後にリユースされた不用品は、リサイクルショップなどの店頭に並ぶこともあります。
不用品回収業者によってリユースした不用品は、日本国内だけでなく海外にも多く輸出されています。
日本ではリユースしても買い手がつきにくい、中古の食器や型の古い家具なども、海外では丈夫で長持ちすることから、欲しがる人がたくさんいます。
新品で購入すると高額な日本製の電解製品も、中古だと割安になることから、リユース品が好まれる地域もあるほど。
リユースした不用品は、コンテナ船に積み込み、アジア諸国をはじめとした発展途上国へ運ばれて再利用されます。
日本では一度処分されてしまったものでも、海外という新たな地で活躍しているのです。
国際支援団体に寄付できるものの種類はこちらでまとめてあります。
リサイクルされる場合
壊れていたり、経年劣化が激しかったりする不用品は、そのままの状態で再利用することが難しいです。
そういった再利用が困難な不用品は、リユースではなく、リサイクルに回されます。
修理できないほど故障している電化製品や家具も、リサイクルされることが多いです。
リサイクルの場合、形状を変えて新たな製品にしてから販売されます。
自動車やバイクの場合、部品などを溶かして鉄という材料にしてから、違う商品につくりかえてリサイクルをすることも。
リサイクルよりはリユースの方が、手間もコストもかからないため、回収した不用品はリユースされることの方が多いです。
不用品回収業者はごみとして廃棄することはできない
回収した不用品は、基本的にごみとして処分することは禁じられています。
なぜなら、不用品回収業者が持つ「古物商許可証」には、不用品をごみとして廃棄する許可が含まれていないからです。
廃棄物として引き取り、運搬するには、「一般廃棄物収集運搬業許可」が必要になります。
この許可を持たずに営業すると、法的に罰せられることもあるため、ごみとして処分することを前提として営業することはできないのです。
ただし、中古品として再販する予定で収集したものの、売り物にならず廃棄物となってしまった場合は“産業廃棄物”として扱われます。
まとめ
不用品回収で引き取られたものは、回収後するにごみとして処分されるのではなく、リユースやリサイクルとして再販されます。
悪徳な不用品業者の場合、回収していらなくなったものを違法投棄する可能性もあります。
優良な不用品回収業者であれば、回収後の不用品をどう扱っているかを教えてくれるので、心配な方は念のため聞いておくと良いでしょう。