エアコンの処分方法まとめ!家電量販店・不用品回収業者の利用方法も

エアコンの処分方法


故障したエアコンや古いエアコンは、場所もとるため一刻も早く処分したいものですよね。

しかし、エアコンは他の家電と同じように処分することはできません。

処分方法が細かく決められているため、正しい方法で廃棄する必要があります。

そこで今回は、エアコンの正しい処分方法についてご紹介いたします。

①家電量販店に持ち込む


エアコンの販売を行っている家電量販店は、自店で販売したエアコンの回収が義務付けられています。

そのため、古いエアコンを購入した家電量販店に連絡し、処分してもらうことが可能です。

新しいエアコンの購入予定がない場合や新しいエアコンは時期をあけて購入したい場合は、家電量販店への処分を利用しましょう。

家電量販店なら、エアコンの取り外しから運搬まで対応してもらえるので、安心して処分できるメリットがあります。

リサイクル券の記入や面倒な書類の手続きも代行してもらえるので便利です。

家電量販店へエアコンの処分を依頼する場合、基本的には購入店で対応してもらうことがほとんど。

エアコンの処分は、“自店で購入したエアコンのみ“としている店もあります。

ですが、なかには、自店で販売したエアコンではなくても、回収に対応している場合もあるので、購入した店舗が近くにない場合は一度相談してみるとよいでしょう。

②新しいエアコンの購入時に家電量販店に回収してもらう


新しいエアコンを購入する際に、古いエアコンを処分する人が多いかと思います。

こういったエアコンの買い替えるタイミングで処分する場合は、家電量販店に引き取りを依頼するのがおすすめです。

多くの家電量販店では、不要になったエアコンの収集を行っています。

家電量販店に依頼すれば、新しいエアコンを取り付ける際に、処分するエアコンの取り外しも行ってもらえるので手間も時間もかかりません。

また、取り外したエアコンの運搬も請け負うため、手間をかけずに処分できるメリットがあります。

ただし、リサイクル料金と運搬料金の支払いは必要です。

購入したエアコンの取り付け料金は無料の場合でも、処分するエアコンの取り外しにかかる費用は別途かかることもあるため、金銭的な負担は増えます。

新しいエアコンを購入する費用と、処分料金をどちらも用意しておくことが必要です。

③不用品回収業者を利用する


手間も時間もかけずにエアコンを処分したい場合は、不用品回収業者の利用が手っ取り早いです。

不用品回収業者は、早ければ連絡した当日に収集へ来てもらえるため、すぐに引き取ってもらいたいときに助かります。

作業日はもちろん、時間も2時間枠などである程度決められるため、都合が合う日に処分できる点も不用品回収業者のメリットと言えます。

また、不用品回収業者は、品目問わずほとんどのものを処分可能です。

有害性なる不用品以外であれば、どんなものでも回収してもらえます。

そのため、エアコンの型式や年式なども問いません。

リサイクル券の記入など、面倒な手続きも業者が行ってくれるので、依頼者は料金の支払いだけで済みます。

ただし、手間をかけずに処分ができる分、他の処分方法よりも費用が高めです。

不用品回収業者によって、エアコンの処分料金にも違いがあるため、安く引き受けてくれる業者を探す必要があります。

ですが、不用品回収業者のなかには、後から高額な料金を請求するような悪質なところもあるため注意が必要です。

悪徳業者に出会わないためには、優良な不用品回収業者の見極めが重要になります。

悪徳の業者の見分け方はこちらで紹介しているので、騙されないように確認しておきましょう。

エアコンは粗大ごみとしては捨てられない


2001年に、廃棄物の削と資源の有効活用を推進する「家電リサイクル法」が施行されました。

この家電リサイクル法の対象となる家電4品目は、家庭ごみとして処分することができません。

エアコンは家電4品目の1つであるため、決められた廃棄方法で処分する必要があります。

とはいえ、エアコンとは言っても種類はさまざま。

家庭用のエアコンから、業務用のエアコン、冷風機などもありますよね。

これらすべてが家電リサイクル法の対象となるのか、といえばそうではありません。

一部、家電リサイクル法の対象外となるエアコンもあります。

家電リサイクル法の対象外となるもの業務用エアコン(天井埋め込み形、天吊り形セパレート形)、除湿器、冷風機、冷風扇
パッケージエアコン、ウィンドファンなど

一般的についているエアコンは家電リサイクル法の対象となりますが、業務用のものや冷風機などは対象外です。

また、業務用の天井埋め込み形エアコンや天吊り形セパレート形エアコンを自宅で使っている場合も、家電リサイクル法の対象から外れます。

まとめ

エアコンの処分方法はさまざまですが、いずれにしても処分料金がかかります。

できるだけ費用を抑えて楽に処分するのであれば、家電量販店の利用がおすすめです。

エアコンは本体や室外機など、付属品が多いので、自宅まで引き取りに来てもらえるのは大きなメリットと言えます。

ただし、販売店が不明、買い替えをしない、急ぎで処分したいという場合は、不用品回収業者が便利です。

割高ではありますが、面倒な手続きをかけずに最短で即日引き取りに来てもらえます。

処分するエアコンの状態やご自身の状況に合わせて、最適な方法を選びましょう。